「毛沢東、尖閣諸島、法輪功が禁止用語」中国共産党、海外出版社にも自己検閲要求
中国の印刷企業に書籍の印刷を注文したオーストラリア企業が、中国共産党中央宣伝部の定めた出版物の検閲用語一覧を受け取り、「自己検閲」を要求されていたことが分かった。対外工作に注力する共産党政権は、海外企業の出版物にも国内と同等レベルの検閲を押し付けた。
この一覧は、豪チャールズ・スタート大学(Charles Sturt University)の教授で中国専門家クライブ・ハミルトン(Clive Hamilton)氏がSNSで暴露した。同氏によれば、多くの西側諸国の出版社は、印刷料金の安い中国企業に外注している。
CCP Propaganda Department has sent to Western publishing companies a list of topics and names of dissidents that are banned from books printed in China. Western publishers print many/most of their books in China because it’s cheaper. List of 118 banned ‘dissidents’ is attached. pic.twitter.com/SOj1RP3Yss
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