中国当局、米テスラ「モデル3」の通関手続き停止 値下げが原因との見方も
中国税関当局はこのほど、米電気自動車(EV)メーカーのテスラが生産する新型セダン「モデル3」の通関手続きを停止した。専門家は、テスラがこのほど「モデル3」などの販売価格を大幅に引き下げたことが一因だとの見方を示した。中国当局は、「モデル3」の値下げで、国産新エネルギー自動車(NEV)の販売が大きな打撃を受けることを警戒しているという。
中国メディア「毎日経済新聞」は4日、中国税関当局の内部資料とみられる情報を公開した。これによれば、税関当局は、各地の税関に対して、米国から到着したテスラの「モデル3」の通関手続きを停止するよう指示した。また、当局は各地の税関に対して、すでに通関手続きを済ませた「モデル3」について、輸入企業に「販売、または使用しないように」との通達を送るよう求めた。同時に、税関当局はテスラの他の種類の電気自動車にも、検査をさらに厳しくするという。
中国紙・新京報5日付によると、上海市税関当局は、「モデル3」計1600台がラベル表示の法令規定に違反しているとした。
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