エチオピア航空機墜落で157人死亡、安全性に疑問強まる

[ナイロビ/アディスアベバ 10日 ロイター] – エチオピア航空の旅客機が10日、首都アディスアベバのボレ空港からケニアのナイロビに向けて離陸した直後に墜落し、乗員乗客157人が犠牲となった。墜落機は米ボーイング<BA.N>の737MAX(マックス)で、昨年10月にインドネシアのライオン・エア旅客機に続いて大規模な事故を起こしたことから、安全性への疑問が強まっている。

現地時間午前8時38分に飛び立ったエチオピア航空機は、8時44分には管制塔から連絡が取れなくなった。同社のテウォルデ最高経営責任者(CEO)はツイッターで「生存者はいない」と述べ、パイロットは問題が起きたので引き返したいと伝えてきていたと付け加えた。

同機にはエチオピア、ケニア、米国、カナダ、フランス、中国など33の国の人々が乗っており、少なくとも4人の国連職員も搭乗していた。

この旅客機は、昨年10月29日に墜落事故を起こして189人が死亡したインドネシアの格安航空ライオン・エア機と同じ737MAX8型。ライオン・エアの事故原因はまだ調査が続いている。

ある米政府高官は、2つの事故に関連があると判断するのは時期尚早だが、調査担当者にとってもう一度問題を検討することが最優先課題になるだろうと語った。

ボーイングは、現地に専門チームを派遣してエチオピア当局が行う事故調査を支援するとコメントした。

関連記事
北米全土の大学生の間で、ハマスへの支持とパレスチナ人の幸福への懸念が急激に高まっている。ほとんどの学生にとって、それは地球の裏側にいる人々と密接なつながりがあるからではない。学業をなげうってまで過激主義に傾倒するのはなぜだろうか。
戦争、死、破壊、大脱走はアフガニスタンにとっては日常茶飯事。カブールで起きた悲劇的な出来事の中で、ある女性記者の物語が際立っていた。バスナヤニマ・バスさんはインドのオンライン出版『Print』の記者としてカブールに派遣され、タリバンが政権を掌握する約一週間前にアフガニスタンの首都を逃亡した。エポックタイムズは独占インタビューで、バスさんはタリバンがカブール空港を占拠した数日後の逃亡を語った。
19日午前7時頃、パキスタン南部カラチで、駐在員5人を乗せた日系企業の車列が武装集団に襲撃され、1人が負傷した。 警察は自爆テロと断定した。 武装集団は3人で、うち2人は警察に射殺され、1人は逃走した。
イスラエルのミサイルがイランの拠点を直撃したと、米ABCニュースが18日遅く、米政府当局者の話として伝えた。
パレスチナの国連への加盟国をめぐる票決を行う予定だが、安保理常任理事国である米国が拒否権を行使すると予想されだ。