上山下郷運動の再開か 中国当局、3年内に延べ1千万人若者を農村に
中国共産党傘下組織、共産主義青年団中央(以下、共青団中央)はこのほど、今後3年内、農村振興のため1000万人の学生を農村入りさせる計画を発表した。中国インターネット上では、文化大革命時の「上山下郷運動」が再開したと批判の声が高まった。
中国メディア「農民網」9日付によると、共青団中央が3月22日公表した通達で、2022年までに短期大学や専門学校の学生、延べ1000万人が「志願で農村部に入る」とし、農村の活性化を図ると強調した。
通達は、延べ1000万人のうち、1万人の学生党員や共青団団員を、農村の党の末端組織の幹部にすることや、1万人の若者が農村部で電子商取引関連の起業と就職をサポートすること、農村部の人文環境を向上するために10万人の若者を動員するなど、6つのプロジェクトに言及した。
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