夢からアイデアがひらめいた偉大なる発明
夢は人類に大きな影響を与える時があります。夢から未来を予測する人もいれば、夢からアイデアがひらめき、偉大な発明をした発明家もいます。今回は夢からきた三つの発明を紹介します。
1. Google検索エンジンの原型
米「ビジネスインサイダー」の報道によると、1996年のある夜、22歳のラリー・ペイジ(Larry Page)はインターネットをダウンロードしてウェブページ間の関連をみる夢を見ました。彼は目が覚めたらすぐこの夢を記録しました。この夢から彼は、今までと違う革新的な方式でインターネット上の情報を見るアイデアが浮かび、Google検索エンジンの原型となるBackRubのPageRankと呼ばれるアルゴリズムを開発しました。
2. ミシンの発明
エリアス・ハウ(Elias Howe)はアメリカの発明家でミシンの開発で知られています。ハウはミシンの最初の発明者ではありませんが、彼が改良したミシンはそれまでのものより大幅に改良されており、アメリカで初めて二重縫い設計ミシンの特許を取得しました。現代のミシンにも引き継がれているそうです。
しかし最初の頃、彼は針の糸を通す穴をどこに設けるかの問題に悩まされました。ハウの家系の記録によると、彼は初めは穴の位置を普通の針のように末端に設けようと思いましたが、ある夢で穴を針の先端に設けるアイデアを思いついたそうです。
夢でハウは蛮族の王のためにミシンを作らされました。王は彼に24時間の猶予を与え、それまでにミシンを作らなければ彼は死刑に処されることになりました。ハウはミシンを完成できず連行されましたが、その時兵士たちが持っているやりの穂先に穴が空いているのを見ました。その時アイデアがひらめいて目が覚めたのは朝4時でした。彼は走って工作室に行き、朝9時に先端に穴のある針のモデルを完成させました。
1845年、1分ごとに250針縫える、ハウの最初のミシンモデルが作られました。
3. 第二次世界大戦で大きな手柄を立てた高射砲
1940年、米ニュージャージー州のベル研究所で、David B. Parkinsonは高射砲のトリガーを引くたびにナチスの戦闘機を落とす夢を見ました。その高射砲の一端にはポテンショメータがついていました。
夢から目が覚めると、Parkinsonはポテンショメータを高射砲の脳に当たる部品に改良するアイデアが浮かびました。改良した高射砲を使い始めて数日間で、ドイツ軍は200台に近い戦闘機を損失しました。この発明で彼は大統領賞とフランクリン・メダルを受賞し、第二次世界大戦に大きく貢献した発明家とされています。
(唐玉)