中国証券当局の前トップ・劉士余氏、腐敗疑惑で「自首」
中国共産党中央規律検査委員会は19日、同ウェブサイト上で、中国証券監督管理委員会(証監会)の前主席である劉士余氏について、「規律違反および違法行為」の疑いがあるとして、調査を受けていることを発表した。また、劉氏は「自首した後、調査に協力している」とした。
劉士余氏は今年1月までの3年間、中国証券当局、証券監督管理委員会のトップを務めた。それまで中国人民銀行(中央銀行)の副総裁、中国農業銀行の党委員会書記などを歴任した。今年1月、劉氏は突如、中華全国供銷合作(購買販売協同組合)総社の党組副書記と理事会主任に降任された。同氏の拘束は、中国国内金融業界に大きな衝撃を与えた。
中国政府系メディア「北京青年報」は、党中央規律検査委員会の劉士余氏についての発表に、4つの「異例な文言」があると指摘した。
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