飼い主の異変を感じ、母子の命を助けたワンちゃん

英サウスヨークシャー州での出来事です。

同州ドンカスター在住のアルハナさんは、ケオラという秋田を飼っていました。彼女が妊娠したので、友達から犬を手放すように言われましたが、それでもずっとケオラと一緒に暮らしていました。

妊娠20週目のある日、アルハナさんは腰に強い痛みを覚え病院に行きました。でも、医者は彼女の背が小さいため、妊娠中の体重増加が背骨に負担を掛けたためだと言って、特別な処置を施しませんでした。その後も体調が優れず、歩くこともままならず、ベッドに横たわる日々が続いていました。

 

それが命に関わることだと気づいたのはケオラだけだったのです。

ケオラはアルハナさんに何かを訴えるように、鼻でつっついたり、彼女をずっと見つめたり、トイレについて行ったりもしました。

アルハナさんを見つめるケオラの目はとても切なく、真剣でした。いつもと様子が違うケオラの行動にようやくアルハナも気づき、病院に行くことにしました。

すると、なんとケオラの勘が正しかったことがようやく分かったのです。アルハナさんは、病院に着くやいなや気を失いました。集中治療室に入り、モルヒネを打って、やっと意識を取り戻したのでした。

実はアルハナさんを悩ませていた腰痛は腎臓がウィルスに感染したことが原因でした。ずっと長い間放置していたので、最悪の状態になっていたようなのです。医者もこんなにひどい状態は経験がないと言います。

あのとき、病院に来ていなかったらアルハナさんの命はもとより、赤ちゃんの命も危なかったと医者が言いました。アルハナさんはイギリスでも1例しかない、抗生物質耐性菌にも感染していたようでした。

 

ケオラのおかげで、今も元気にアルハナさんは息子のリンコリン君と暮らしています。そして、ケオラは毎日アルハナさん家族の傍で幸せに暮らしています。

「ケオラは私たちのヒーローだわ。あの時、ケオラが忠告してくれたおかげで、今こうやって幸せに暮らしていられるんだもの。ケオラは、私たち人間が感知できないものを感じられる特別な犬なんです。ケオラには本当に心から感謝しています。」とアルハナさんはSNSにこう書き込みました。

 

 

(大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
釈迦牟尼佛が父王の死に際し、人生の無常や執着を超える道について語り、難陀に出家を促すまでの感動的な物語。
断食の基本は「賢く食べること」 老廃物を輩出し、細胞を健康にして免疫力を高めるために、食べない時間を決めることなのです。顔中に吹き出物があった人が断食をして、吹き出物がきれいに消えた人を見たことがありますが、本当に美しい肌になりました。
香港で唯一の「レゴ認定プロビルダー」の洪子健さんのチームは最近、長さ26メートル、幅1.78メートルの中国絵画の至宝「清明上河図」を再現し、ギネス記録に認定した。
歳を取れば更年期障害。しかし、心を磨いてきた人にはなんてことはない。気分が軽いということは執着が少ないということ。どんな欲望や執着に対しても、離れて淡々とすると、体は軽くなる。
プロのテクニックで南向きの窓もピカピカに!筋を残さず仕上げるためのスキージー技術と道具の選び方を解説