あなたのお子さんは勉強中に音楽を聴いてはいませんか?
この記事を見ているということは、あなたはそれに不安や疑問をお持ちなのかもしれません。
勉強中に音楽を聴くことのメリットとデメリットについて考えてみましょう。
メリット
勉強のお供にお気に入りの音楽が欠かせない子供のほとんどは、勉強に前向きに取り組むためにそうしています。
音楽でテンションを上げたりリラックスしたりすることで、苦手な勉強を克服しようとしているのです。
実際に音楽を聴いている間は脳内でアルファ波が発生し、集中力や記憶力が高まりやすくなります。
お子さんの努力の方向性はあながち間違ってはいないのです。
もしくは、子供が勉強中に音楽が手放せなくなる理由は「勉強に打ち込める静かな環境がないから」なのかもしれません。
ご家族に心当たりがある場合はそれとなく環境改善をしてあげましょう。
耳栓代わりに音楽を聴いているお子さんの勉強スタイルも、ゆっくり変わっていくはずです。
デメリット
音楽を聴きながらの勉強にはデメリットもあります。
気持ちが勉強より音楽に向いてしまえば、当然効率は落ちてしまうのです。
音楽を聴きながら文章を書いた場合、無音で同じ作業をした場合に比べて能力が下がる、という研究結果もあります。
作文などの作業をするには、無音の方が向いているのです。
とくに歌詞がある音楽は記憶力や理解力を削いでしまうことも多く、暗記にも不向きといえるでしょう。
また、テストや試験を受ける時には、会場は無音となります。
普段から音楽がある状態に慣れてしまっていると、いざという時に実力を発揮しきれない危険性もあるのです。
まとめ
音楽を勉強に取り入れメリハリのある学習をすることは、悪いことばかりではありません。
しかし「無音の状態にも慣れておかなければいざという時に後悔するかもしれない」という点だけは、お子さん本人も知っておくべきでしょう。
勉強のお供の音楽を無理矢理取り上げてしまうことだけはやめてあげてください。
お子さんは勉強から逃げるのではなく自分なりに向き合う努力をした結果、音楽を聴くようになったのです。
まずはあまり騒ぎたてず、家庭学習の環境を整え、長い目で見守ってあげましょう。
大紀元ウェブ編集部
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