pixabay
pixabay

新築ほど危険!?  家の中でカビやすい場所は?

梅雨は一年でもっともカビが気になる季節です。「うちは新築だから問題ないわね」と思われる奥さまもいるかもしれませんが、ちょっと待ってください。実は新築のほうがカビやすいこともあるのです。

 

新築がカビやすい理由

現代の日本の家は昔に比べて気密性が格段に高くなっています。そのお陰で虫が入って来ず、夏には涼しい空気、冬には暖かい空気を逃がすことなく、快適に過ごせるようになっているのです。しかし気密性が高まったことでデメリットも生まれました。それが、湿気がこもりやすいという点です。

現代家屋は、昔以上にカビやすい環境となってしまっています。新築ともなれば気密性が特に高くなるため、注意を怠ればすぐに湿気が溜まってしまうのです。さらに気を付けなければならないのは、マンションなどの鉄筋コンクリ―ト構造の新築でしょう。コンクリートに残っていた水分が原因でカビが大量発生する可能性があるからです。梅雨のカビ問題は「新築だから」という理由で無視できるものではありません。

 

注意すべき場所

我が家にカビが生えていないかチェックするにあたり、家屋内でカビが生えやすい場所を覚えておきましょう。風通しが常に悪く、湿度が高くなりやすい場所がチェックポイントです。水回り、クローゼットや押し入れ、天井裏、寝具と家具の裏側、畳などが該当します。

晴れた日には風通しを良くしたり干したりして、カビの繁殖を抑えましょう。掃除と除湿剤の併用も効果的です。

 

対策法

カビを繁殖させないためには湿度のコントロールが最重要となります。まずは我が家に湿度計を設置しましょう。

湿度が60%以下にできれば、カビ菌はほとんど活動できなくなります。では湿度が60%以上の場合はどうするべきでしょうか。

新築であれば24時間換気の機能が備わっているはずですから、天気の良い時には昼夜稼働させ続けましょう。雨が続く時にはエアコンの除湿と換気扇を使用します。

電気代が気になる人もいるかもしれませんが、カビが発生した壁紙や家具を買い替えるよりはずっと安上がりです。長く住むことになる家のためですから、湿度60%以上の時には積極的に換気と除湿をしていきましょう。

 

まとめ

家をカビから守るためには、常日頃からの注意が不可欠です。ポイントを抑えて目を光らせ続けることで、より住みよい我が家を作っていきましょう。

 

(大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
迷走神経を刺激することで、自己免疫疾患の症状改善や心身の健康向上が期待できる方法とは?深呼吸やtVNSなどのアプローチを紹介します。
孔雀と鶴の物語が教えてくれる、見た目よりも大切な「役立つこと」の価値。イソップ寓話から学ぶ教訓が心に響きます。
耳や顔、手に現れるサインが心血管疾患のリスクを示すことがあります。中医学に基づく健康チェックと予防法を解説。健康管理に役立つ情報が満載です。
都市開発で失われた故郷の村を、母と息子が裏庭に再現。20年以上かけて築かれた小さな村は、今や訪れる人々に安らぎをもたらす癒しの空間となっている。
コレステロールは健康維持に不可欠な物質であり、摂取量よりも体内での処理と管理が重要です。炎症や肝機能、生活習慣の改善が鍵を握ります。