富士通やNTTデータにも侵入 中国政府系ハッカーの攻撃で=報道
中国政府とつながりのあるハッカー集団「APT10」が昨年、情報を窃取する目的で日米の企業や政府に対して大規模なサイバー攻撃を行った問題で、富士通やNTTデータなど世界のハイテク大手を含む8社が被害を受けていたことが明らかになった。ロイター通信が複数の関係筋の話として伝えた。
このAPT10によるサイバー攻撃は、「クラウドホッパー作戦」と名付けられ、知的財産や経済情報の窃盗を狙った。米検察当局は、作戦に関与した中国国家安全省と関係する中国人2人を起訴した。
米検察当局によると、2人は米ヒューレット・パッカード(HP)、富士通、NTTデータ、印タタ・コンサルタンシー・サービス、南ア・ディメンションデータ、米コンピュータ・サイエンス・コーポレーション、DXCテクノロジーなどハイテク技術企業8社に不正侵入した。これらの顧客企業数十社にも被害が及んでいるという。
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