【実話】ワンさんの『はきつぶした9足の靴』の物語
世界中の人々が法輪功学習者による平和的なデモに注目しています。
彼らは いつからここにいるの?
昨日から、先週から、先月から。
18年前から。
そして今日も、彼らはここにいます。
これから、感動的な話をご紹介します。
~ワンさんの『はきつぶした9足の靴』の物語~
ワンさんは70歳で 中国の四川省出身です。とてもやさしい心の持ち主で、村の人たちから 尊敬されています。
梅雨の時期になると、ワンさんは全身に痛みとかゆみが生じ、毎年苦しんでいました。我慢できないときは、血が出るまで引っかいていました。
幸いにも、ワンさんの病気は治りました。 法輪大法の修煉を始めたからです。親戚や近所の人はワンさんの病気が治ったことを とても喜びました。
しかし、その後まもなく1999年7月に、中国で大厄災が起こりました。国内のメディアが一斉に 猛烈な勢いで法輪大法への批判をはじめたのです。そして警察は正当な理由なしに、法輪功学習者の逮捕を始めました。
ワンさんは 法輪大法が侮辱されるのが許せなかったので正義を求めて 北京に行く決心をします。
しかし至る所で警察が法輪功学習者を逮捕していたため、交通手段を使わずに、歩いていくことにしました。
揺るぎない信念を持ってワンさんは歩き始めました。線路に沿い、北京へと向かったのです。
四川から北京までは 2,000キロメートル以上あります。山を越え、田畑を横切り、村や街を通り過ぎました。
2ヵ月後の2001年10月5日、ワンさんはようやく北京にたどり着きました。ワンさんは 天安門広場で一番威厳のただよう場所を選び、座禅をくみました。
2人の警官が 遠くからそれを見つけて、カミソリのような目でワンさんをにらんで走ってきました。彼らの仕事は 法輪功学習者を逮捕することだったのです。
「まあ 待ちなさい お若いかたがた」ワンさんは穏やかに言いました。「私には 言いたいことがあります」
ワンさんは、バッグの中をまさぐって、すり減ってボロボロでになった布の靴を取り出し、地面の上に置きました。そして次々と靴が出てきます。
ボロボロの9足の靴が、きれいに並べられました。赤の広場の グレーな地面の上に。
「私は 四川省から2ヶ月間歩いて来ました。2,000キロメートル以上の距離です。合計9足の靴をはきつぶしました。北京にたどり着くまで 、私は多くの苦難に直面し恐れず戦いました。この一言が言いたくて。“法輪大法はすばらしい。間違っているのは政府のほうだ”」
二人の警官は、雷に打たれたような衝撃を受けました。地面にそろえられた 9足のボロボロの靴、真実を命がけで伝えようとする老人。
「これはいったいどういうことなのか?」警官たちの心に 深い感動が巻き起こりました。警官たちの目から涙がこぼれました。そしてワンさんの言うことを承服したのです。
「あなたのメッセージを必ず伝えます。どうぞ家にお戻りください」
ワンさんは自分の立てた誓約を果たしたと感じました。靴を自分のかばんにしまい、立ち去りました。
2人の警官は王さんの背中を見送りました。ワンさんのか細い姿が天安門広場から見えなくなるまで。
非道な迫害に直面した時、黙っていてはいけません。中国の法輪大法の修煉者たちは無実なのです。真・善・忍の信念を捨てないために、迫害を受けているのです。
法輪大法は「真・善・忍」の理念に基づいて、心身の健康を目指す中国の伝統的な修煉法です。
※エポック・メディア・グループ/NTDTVより転載