(Illustration - Shutterstock)

ネクタイの結び方に苦戦する若者 そこに年配男性が

ネクタイをつけることで、男性は賢く、プロフェッショナルのように見えます。しかし、ネクタイを結ぶことが初めての人にとっては困難な作業です。

2015年11月、ジョージア州アトランタのリンドバーグ・センター・マルタ駅のベンチに座っていた男が、ネクタイを結ぶのに悪戦苦闘していました。

電車を待っていた年配の女性が、親しげに彼に近づき、「ネクタイの結ぶ方、分かりますか?」と尋ねました。

若い男は「分かりません」と返事しました。

年配の女性はすぐに夫を呼んで、「こっちにきてちょうだい。この若者にネクタイの結び方を教えてあげて」と言いました。

それから、老夫婦は時間をかけて優しくネクタイの結び方を教えました。

この微笑ましい光景を通勤途中であったレッド・デスモンド・トーマスが電車に乗るまでカメラで撮っていました。

後に、トーマスはその光景をフェイスブックに掲載しました。

彼は投稿文で「年配の男性はためらいなく、丁寧に手順を教えていた」と述べました。

そして、98万以上もの人がこの投稿に反応しました。

トーマスの投稿は瞬く間に広がり、ネット民から多くの反応が出ました。

「この世界に住んでいてよかった!」

「年配の女性は彼を恥ずかしがらせないようにして守っているようにも見える」

「何年経っても心を笑顔にしてくれるわ」

Pixabay(Free-Photos)

後にネクタイの結び方を教えていたのはジョージア州、ダンウッディーのアルフレッド、アデリナ・アルバーニだと分かりました。

2016年1月7日、現地政府はアルバーニ夫妻の優しさをたたえて、表彰状を贈りました。

 

アルフレッドが「特別なことをしたなんて思っていないよ。若者に手を貸しただけただそれだけだよ」と言いました。

アルバーニ夫妻は有名になったのを姪からのメールが届くまで知りませんでした。

アルバーニ夫妻、私たちに愛を通して人に尽くすことの大事さを見せてくれてありがとう。あなたもネクタイを結んでいるのに悪戦苦闘している人を見かけたら、手を貸してみてはどうですか?

 

(大紀元ウェブ編集部)

関連記事
1271年、モンゴルのフビライ・ハンが元を建て、初めての漢民族以外の皇帝となりました。その後、数十年にわたり、中国はかつてない規模の帝国となり、元は文化の多様性と国際貿易の栄えた時代となりました。
明の最初の皇帝・太祖の生い立ちは、朝廷生活とはほど遠く、彼は朱元璋と名付けられた農民の子供でした。彼は最初、僧侶の道を歩みましたが、モンゴル主導の元が朝廷内の闘争で弱体化する中で反乱軍に参加し、まもなく右に出るもののいない軍事家として才気を発揮することとなりました。
胃酸逆流の症状を抑える等、一般的な胃腸薬を服用している人は、知らず知らずのうちに偏頭痛を発症するリスクを高めているかもしれません。 このような一般的な治療薬と偏頭痛との関連性について、アメリカ神経学アカデミーが発行する「Neurology Clinical Practice」オンライン版に掲載されました。研究では、胃腸薬が偏頭痛を直接引き起こすとは断定されていないものの、両者の間には何らかの関連があるのではないかと考えられています。
子供のいじめ、自殺、暴力・・・昨今、心の痛むニュースが後を絶えません。生まれてきた時は、誰もが純粋で善良だったはずなのに、何が子供たちを悪へと走らせるのでしょうか。人生には学校の教科書から学ぶことのできない、大切な価値観があることを子供たちへ伝えることが重要です。将来を担っていく子供たちに、ぜひ読んでもらいたい物語を厳選しました。
さまざまな予測不可な症状に悩まされていませんか?一つの症状が改善されると、また別の症状が現れると感じていませんか?それはマスト細胞活性化症候群(MCAS)が原因かもしれません。