イランの核濃縮度引き上げ、対話での解決を米に要望=官房副長官

[東京 8日 ロイター] – 西村康稔官房副長官は8日午前の記者会見で、イランがウランの濃縮度を核合意の規定を超える水準に引き上げると発表したことについて、同国には核合意を損ねる措置を控えるよう求めるとし、米国をはじめ関係国には「対話による解決を強く望むと伝えていく」方針を示した。

イランは7日、ウランの濃縮度を2015年核合意の規定を超える水準に間もなく引き上げると発表。さらに、欧州の合意当事国が米国の制裁からイランを守る措置を講じなければ、60日おきに合意履行の範囲を削減するとしている。

西村副長官は、日本はイラン核合意と中東情勢の安定化を一貫して支持する立場にあり、今回の件を深刻に懸念し注視していると表明。

事実関係については国際原子力機関(IAEA)が確認するとし、イランには「核合意を遵守し、コミットメントに即座に戻るよう、また合意を損なうさらなる措置を控えるよう、強く求める」と訴えた。

 

 

(中川泉 編集:田中志保)

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