NICUで赤ちゃんの世話をする81歳のおじいちゃん、病院に100万ドルを寄付
老後あなたはどのように幸せを見つけますか? アラバマ州フェアホープ出身で、3人の子供、8人の孫、そして2人のひ孫を持つルイス・マップさんの回答は「他人を無条件に助けること」であろう。
その81歳の男性は毎週火曜日に45分ほど車を走らせアラバマ州モービルにある米国小児・婦人病院へ通い、NICUで未熟児や重病の赤ちゃんを抱きしめ、食事を与え、そしてげっぷを吐かせる。
AP通信によると、両親が病院で付き添ってあげることができない乳児にとって、このような人との触れ合いは重要であるとNICUの看護師マネージャー、レニー・ロジャースは話している。
実際、マップはこの1年半の間赤ちゃんを抱っこして揺らしては、赤ちゃんの無垢な笑顔を見ることでこの上ない喜びを感じていた。
「揺らしたときの赤ちゃんたちの表情を見るのが大好きです」とマップはWKRG-TVに語った。
病院でボランティアをしている間、マップはNICUの熱心な医療スタッフが赤ちゃんの命を救うためにどのように働いているかを直に見てきた。
「私は81歳ですが、大切な赤ちゃんや彼らを世話する看護士のそばにいることが、今までの中で最も素晴らしい体験です」とPEOPLE(ピープル)のインタビューで彼は述べた。
それゆえ、マップと妻のメリンダは、マップ・ファミリー基金を通じて、米国小児・婦人病院のNICUに100万ドルを寄付した。
「私たちが去ったずっと後にも、これらの貴重な人々とその家族を支援するために何かをしたいと私たちは考えていました」と、マップは語った。
「そして私たちが去ったずっと後にも、彼らに資金を提供し続けるために寄付が寄せられるでしょう。」
マップの寄付により、病院は一台$50,000するLeo Beds(最も小さな未熟児のための特別ベッド)などの設備を購入することができる。
Melinda and Louis Mapp donated $1,055,000 to @USACWHospital‘s NICU, where he spends time each week rocking babies. Learn more about the couple’s gift to a unit that admits 900 premature or critically ill newborns each year: https://t.co/Hreq4xilYp #WeAreSouth pic.twitter.com/igjAT4w9so
— U of South Alabama (@UofSouthAlabama) 2018年9月5日
「優しい心を持つ」場所のために何かをすることは名誉なことであるとパップは感じている。そして彼は生きている限り恩恵を分かち合い続けることを計画している。
マップと同様に、赤ちゃんの両親も光栄に思っている。2018年9月、モリとロバート・ポッターの息子カレンは22週で産まれ、体重はたったの394グラムだった。マップはNICUでカレンの世話をした。
「私たちは車で1時間半以上離れた場所に住んでいます」とモリ・ポッターは南アラバマ大学で語った。「私たちは、マップさんがここにいてカレンをだっこして抱きしめることができたこと、そしてマンツーマンの対応を私たちができない時にできる誰かがカレンにいることをとても感謝しています」
小児・婦人病院のNICU看護師マネージャーであるレニー・ロジャースは次のように述べている。「マップさんは単に素晴らしいというだけでなく、彼がボランティアに費やしてくれた時間は、私たちスタッフや家族にとってとても重要で非常に多きな意味を持つものでした」
「私の81歳にもなる頃には、神に毎日こう尋ねるんです。『私に助けることができる誰かを、そして何処にいるかをご教示ください』」と彼は言う。「それは経済的な援助ではないかもしれません。車に乗せてあげたり電話を掛けることかもしれません。でも私は地球上にいる間、他の人を助けるために私ができるすべてのことをする必要があると思っています」
(大紀元日本ウェブ編集部)