米ロ高官がヘルシンキで会談、ベネズエラ問題進展ないもよう
[ワシントン 10日 ロイター] – 米国務省はヘール国務次官(政治担当)とロシアのリャブコフ外務次官が10日、ヘルシンキで会談し米ロ関係について協議したと発表した。
国務省のオルタガス報道官は「米国は多くのグローバルな課題についてロシアと歩み寄り、協力を促進しようとしているが、ロシアの消極的な行動がなお二国間関係の進展の障害となっていると次官は強調した」との声明を公表した。
欧州、中東、アジアに関する課題についても意見交換したと説明したが、詳細は明らかにしなかった。
ロシア通信(RIA)によると、リャブコフ氏は10日、「ヘイル氏とベネズエラについて話し合ったが、この問題に関する協議は難しい」と述べた。
「ベネズエラについて、これまでのところ米国と合意点はない」とした上で「ロシアはベネズエラで軍隊を駐留させていない。われわれは対話をやめない。ロシアはベネズエラに定期的に専門家を派遣する必要があるが、これについて米国に報告しない」と語った。
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