著名な高級避暑地・北戴河を要する河北省の秦皇島市(China Photos/Getty Images)

北戴河会議がまもなく開催か 米中貿易摩擦と香港デモが議題=報道

国の重要政策や人事について話し合う中国共産党指導部の非公式会合、北戴河会議が今月末に開催予定だ。一部メディアは情報筋の話として、今年の北戴河会議では、米中貿易摩擦による中国経済への影響、および香港の「逃亡犯条例」改正案に反対するデモが国家の安全に与える影響についてまで、重点的に話し合われる見込みだ、と報じた。

毎年夏に河北省秦皇島市で開催される北戴河会議は、中国共産党歴代の総書記や、中国共産党中央政治局常務委員などが参加する特別な会議で、政府関係者はこれを非公開としている。

海外メディアの分析によると、今年の北戴河会議においては、国内経済や米中貿易戦争という2つの大きなテーマを除くと、香港条例がもたらしている大混乱について取り上げられることが予想されている。米ラジオ・フリー・アジア(RFA)は関係者の見解として、6月に発生した香港デモが、国家の安全をも脅かす事件になり得るとの認識が中国共産党幹部にあるため、北戴河会議開催期間中は、すでに引退した高官の意見も求める必要があると報じた。

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