国際金融協会によると、今年1~3月期において中国の総負債は対GDP比で303%に達した(Getty Images)

中国の債務総規模、対GDP比で303%に=国際金融協会

中国の債務総規模が急速に膨らんだことが明らかになった。国際金融協会(IIF)によると、今年1~3月期において、中国の企業、家計、政府の総負債は40兆ドル(約4308兆円)を上回り、対GDP比で303%に達した。

ブルームバーグ16日付によると、IIFが発表した研究報告書では、1~3月期の中国総負債の対GDP比率は昨年同期の約297%から拡大した。中国経済は、米中貿易戦の影響や少子高齢化などで失速している。当局が景気テコ入れ策を強化し、消費を奨励し、民間部門への融資を促したため、債務は拡大した。

専門家は、中国の現在の名目GDP成長率は8%で、融資総量伸び率の11%を下回っているため、債務規模の対GDP比率が必然的に上昇したと指摘した。

▶ 続きを読む
関連記事
中共が発表した中国の10月の景況指数は、製造業、非製造業ともに景気判断の節目となる50を下回った。製造業は9月に一時回復したものの、10月には再び悪化し、中国経済全体に減速の兆しが広がっている
中国の自動車市場で販売低迷が深刻化。例年の繁忙期「金九銀十」がほぼ消滅し、10月の国内販売は約25%減少した。野村証券は需要が2014年の水準に落ち込んだと分析
中国共産党(中共)の軍機関紙が最近、「倹約による軍建設」を集中的に宣伝し、空軍のある部隊では集中訓練で「使い古した書類かばんを支給」した。北京大学などの大学も「節約生活」の徹底を呼びかけ、「節約はスローガンではなく、生き残りの問題だ」としている。
中国の土地競売で10月の平均プレミアム率が1.4%に低下し、今年最低を記録した。北京・上海・深圳では土地の競売が行われず、地方では国有企業による最低価格での落札が目立つ。住宅販売制度の新政策も不動産企業の資金繰りを圧迫
中国の10月の製造業PMIは49.3となり、景気判断の節目となる50を下回った。中共当局は連休などの影響を挙げるが、輸出や政府支出への依存、内需低迷、不動産不況など、中国経済の構造的な問題が浮き彫りに