戦国時代の猛将廉頗

廉頗(れん ぱ)は、中国戦国時代の趙の国の大将軍で、守備は固く、攻撃すれば必ず功績をあげるといわれた。当時の強国であった秦国でさえ彼を恐れていた。

趙の恵文王が即位して間もないころに、秦国は東に勢力を拡大しようとしていた。しかし、趙国が勢力拡大の障害となっていたため、秦王は何度も趙国に派兵し攻めて行った。しかし、いつも廉頗によって敗戦させられていた。秦王はやむなく策略を変更し、各国とそれぞれ盟約を交わす「連衡の策」を実行せざるを得なかった。

秦王は趙王と講和しようと考えていた。趙王と藺相如が一緒に講和に赴くことがわかると、廉頗は趙王に、「今回の日程は長くて30日。もし30日経っても大王が帰って来なければ、王太子を国王として擁立することを許可していただきたい。そうすれば秦国は趙国を脅迫することができないでしょう」と言った。廉頗の将軍としての風格と綿密な計画により、趙王は安心して秦王に会いに行くことができた。

▶ 続きを読む
関連記事
スマホの長時間使用は、視力低下、聴力障害、心血管リスク、姿勢異常、生殖機能低下、メンタル不調まで関係します。専門家が指摘する6大リスクと減らし方を紹介。
客室乗務員が勧める搭乗前の9つのマナー。髪を洗う理由から服装・香水・裸足NGまで、機内を快適に過ごすための意外なコツを紹介します。
果物や野菜がすぐ傷む原因は、熟成を促すガス「エチレン」。その働きを理解すれば、熟成を早めることも遅らせることも可能です。食材を長持ちさせる保存ガイド。
がんは「どこにできたか」より「どんな遺伝子異常か」で治療が変わる時代へ。がん種横断治療の考え方と代表マーカー、限界点を整理します。
人工甘味料飲料も糖質飲料も、脂肪肝の発症リスクを高める可能性があることがヨーロッパの大規模研究で判明。毎日の飲み物の選択が肝臓の将来を左右します