2014年、カナダのトロントで、孔子学院に反対の意を示すプラカードを掲げる市民(周行/大紀元)

豪政府、孔子学院のある国内大学13校を調査へ

豪政府は、中国当局が運営する中国語教育機関「孔子学院」をキャンパス内に設置している同国の大学13校を調査していることが明らかになった。孔子学院は中国当局の統一戦線戦略部門の出先機関とみられ、中国当局が孔子学院を通じて、共産党のイデオロギーを世界各国の教育現場に輸出しているとされている。

AFP26日付によると、クリスチャン・ポーター(Christian Porter)司法長官は、豪政府は現在、13校の大学が孔子学院と結んだ契約内容は「外国干渉防止法」に違反していないかを調査していると示した。長官は「外国代理人に関わる法令順守の透明化を図るために、私は各部門に対して、各大学と孔子学院との間で交わしたすべての契約書を精査するよう指示した」と述べた。

豪州では昨年、中国当局による政治・経済への影響力拡大に対する危機感から、外国干渉防止法と、外国の代理人に登録を義務付ける法案が可決された。豪州にある孔子学院は外国代理人としての登録を拒否している。

▶ 続きを読む
関連記事
オーストラリアのヒクイドリといえば、世界で最も危険な鳥とされており、その名を知っている人が名を耳にすれば背筋がゾッとするでしょう。 ヒクイドリが恐ろしい理由として、発達した太ももの筋肉と、鋼鉄のナイフのような鋭い爪を持っているからです。
ニュージーランド高等裁判所は、英国の女性権利活動家のポージー・パーカーことケリー=ジェイ・キーン=ミンシャル氏 […]
太平洋島嶼国のソロモン諸島の警察はこのほど、警官32人が訓練と中国文化への理解を深めるために中国に出発したと発 […]
豪州政府はこのほど、中国企業が北部ダーウィンの商業港を99年間賃借する契約について、安全保障上の観点から見直し […]
豪ノーザンテリトリー州のウッドロフ小学校(Woodroffe Primary School)はこのほど、中国政 […]