ドル広範な通貨に対し下落、9月追加利下げ観測高まる=NY市場

[ニューヨーク 2日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、米中貿易戦争の激化で米連邦準備理事会(FRB)が9月に追加利下げを決定するとの観測が高まったことを背景に、ドルが広範な通貨に対して下落した。

トランプ米大統領は前日、3000億ドル相当の中国製品に対する10%の制裁関税を9月1日付で発動させると発表した。米労働省がこの日に発表した7月の米雇用統計では非農業部門雇用者数の伸びが鈍化し、米中貿易摩擦の高まりと共に来月の追加利下げを後押しする可能性があるとの見方が出ている。

実際、金融市場ではFRBが9月の次回連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決定するとの観測はほぼ完全に織り込まれており、ドルは円<JPY=>に対し0.76%下落し、1月3日以来の安値を付けた。ユーロ<EUR=>に対しては0.22%安、スイスフラン<CHF=>に対しては0.83%安となった。

▶ 続きを読む
関連記事
前日、トランプ米大統領は2週間の停戦延長を発表していた。イランの高官は22日、軍が戦略的水路で船舶を拿捕したことを受け、停戦違反と主張する行為が続く中、ホルムズ海峡を再開することは「不可能」だと述べた。
中国共産党による技術的権威主義の拡大を抑止する狙いから、米下院「対中国特別委員会」ジョン・ムーレナー委員長は21日、新たな半導体輸出規制法案を提出した
トランプ大統領は、拿捕された船に「中国からの贈り物」が積まれていたと述べ、中共がイランへの軍事補給に関与している可能性に関心が集まっている
4月22日朝、ホルムズ海峡をめぐる緊張がさらに高まった。海上安全保障に詳しい関係者や英海事当局によると、少なくとも3隻の貨物船が同海域で砲撃を受けた
英国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)のトップ、リチャード・ホーン氏は22日、国家が関与するサイバー攻撃が急増していることを念頭に、英国が「現代史上最も激しい未曾有の地政学的転換」に直面していると述べ、危機感を示した