香港、ストで交通まひ 行政長官「デモは中国の主権への挑戦」

[香港 5日 ロイター] – 香港政府トップを務める林鄭月娥行政長官は5日、会見を開き、香港で行われている抗議デモについて、香港を「極めて危険な状況」の瀬戸際に追い込んでいると改めて指摘し、中国の主権への挑戦であるとの認識を示した。

5日はゼネストも行われ、交通機関がまひ。空港では200便以上が欠航となっている。

香港から中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案を巡る抗議活動は、全く収まる気配がみえない。4日は一部デモ隊を警察が強制排除する事態が発生し、香港政府はこうした行動が香港を「極めて危険な瀬戸際」に追い込んでいると強く非難する声明を発表した。また中国国営新華社は、同国政府も事態を放置しない考えだと伝えた。[nL4N2500L4]

林鄭長官はデモ隊からの退陣要求を再び拒否し、政府は法と秩序を維持する決意だと表明。デモ隊が香港を引き返せない道へと追いやり、香港経済に打撃を与えていると批判した。

5日朝のラッシュの時間帯には多くの鉄道やバスの運行が停止され、通勤客に影響が出た。デモ隊の一部には、列車が駅から発車するのを妨害する者もいた。

ビジネス街に向かう道路では幅広い渋滞が起き、空港では数百万人が足止めされる事態となっている。

4日夜には覆面をした数百人が主要道路を占拠したほか、信号機にスプレーを噴射し、香港島と九龍半島をつなぐ海底トンネルの入口付近の通行を妨害。繁華街のコーズウェイベイ(銅鑼湾)では、警官隊が催涙ガスを使って強制排除に乗り出し、周辺の店舗やショッピングモールなどが閉店時間を早めざるを得なくなった。

警察は4日のデモで44人を拘束した。

※内容を追加しまし

関連記事
5月16日、欧州の消費者団体は、動画プラットフォーム拼多多(Pinduoduo)の海外ECオンラインショップT […]
世界政府実現への努力は決して止むことはなかった。国連はその一つに過ぎない。エリートの狙いは、最も賢い人々からなる極少数のエリートによって支配される未来の世界政府だ。
多くのアメリカ人は、いまや1960年の選挙についてあまり覚えていない。 また、2020年の選挙が1960年の選挙と非常に似ていることに気づいている人も少ない。
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。
史上最も早い時期に行われる大統領テレビ討論会が6月27日にCNNで開催されることが確認された。