自宅で出産した赤ちゃん、健康を増進させる微生物を持つ
人類の歴史上、赤ちゃんは母親が生活をしていた場所で生まれるものでした。この一世紀で人類の誕生は自宅から病院に移りました。これによって私たちの体内で生きる微生物にどのような変化をもたらしたのでしょうか。
それを紐解くにあたり、病院で生まれた赤ちゃんと自宅で生まれた赤ちゃんの排泄物の中の微生物の違いを調べてみました。この研究の結果、病院で生まれた新生児の腸ミクロバイオームは自宅で生まれた赤ちゃんに比べて異なる可能性があることがわかったのです。そして、それによりおそらく病院で生まれた赤ちゃんは高いリスクで特定の免疫疾患または代謝性疾患をおう可能性があるということも明らかにされました。病院助産師として、私はこの研究結果を見過ごすわけにはいかないのです。
カンボジアのアンコールワットに、女性の出産を描いているレリーフがあります。母親は後ろから支えられ、助産師は前でひざまずいています。そして、新生児は母親の胸の上で横になっているのです。それは800年の時を超えてもなお、今日、多くの助産師が行う分娩方法と違いはありません。
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