NY連銀、オペ・保有債券管理の職務分割へ ポッター氏後任2人に

[7日 ロイター] – 米ニューヨーク(NY)連銀は7日、米連邦準備理事会(FRB)の市場オペと保有債券を管轄するポジションを分割する方針を明らかにした。

5月に退任を発表したサイモン・ポッター氏の後任として2人を採用する。[nL4N2344N8]

ポッター氏は、2008年の金融危機後に買い入れた数兆ドル規模の債券などFRBのポートフォリオを管理する役割を担い、保有資産を活用して金利市場などに影響を及ぼすとともに、米連邦公開市場委員会(FOMC)にも助言を行っていた。

同時に、債券売買や金融機関との関係管理などを行う「市場グループ」の責任者も務めていた。

NY連銀はこれらの職務をポートフォリオ管理を中心としたポジションと、市場グループのオペ全般および政策、人事、技術面に注力するポジションの2つに分割する。

NY連銀は今回の見直しについて、連銀が担う「重要な責務を最も効果的に果たす」一助になるとし、人材会社を起用して候補者リストを作成していると明らかにした。

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