米、中東を航行する商業船舶に航行計画の事前提出を指示

[ドバイ 8日 ロイター] – 米連邦海事局(MARAD)は、米船籍の商業船舶に対し、中東周辺海域を航行する場合は、事前に航行計画を米英海軍当局に提出するよう指示した。石油の海上輸送の要衝であるホルムズ海峡付近では、タンカーなどが拿捕(だほ)されたり攻撃されたりする事例が発生している。

英国は5日、ホルムズ海峡周辺を航行する民間船舶の護衛などを行う、米主導の有志連合構想に参加すると表明した。

MARADは7日付の通知で「この地域における軍事行動や政治的緊張の高まりは、商業船舶に深刻な脅威を与え続けている」とし、「こうした脅威に関連し、誤算や誤認が攻撃的な行動に結びつく可能性がある」と指摘した。

同海域で何らかの事件が発生したり、不審な活動を察知した場合は、米海軍第5艦隊および英海軍商船隊司令部に通知するよう求めた。

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