夏、殷、周 上古三代の天命観について考察する(一)
司馬遷は中国の歴史上で最も有名な歴史家で、彼の『史記』は「二十四史」(中国の王朝の正史24書のこと)の第一に数えられ、中国の歴史上における最初の紀伝体の通史として、上古の伝説の黄帝時代から、漢武帝の太初4年まで、合わせて3000年余りの歴史を記載しました。
『史記』となると、知らない人はいないでしょう。当時、司馬遷は専念してこの大著を執筆した際に、漢武帝の機嫌を損ね、宮刑に処されました。悲しみと憤りの中で、司馬遷は何度も頭を壁にぶつけて自殺しようとしました。しかし、『史記』がまだ編纂され完成されていないと思うと、彼は死の念を打ち消しました。「人はいつか死ぬだろう。死には泰山より重いものもあれば、鴻毛より軽いものもある。私がこのまま死んでしまえば、鴻毛よりも軽いのではないか? 私は必ず生きている間に、必ずこの歴史書を編纂し完成させる」と彼は決意しました。
それから、司馬遷はできるだけ自分の気持ちを抑え、個人の恥辱や苦痛を心の中にしまい、また竹簡を広げ、そこに一文字一文字しっかりとした隷書で書き留めました。こうして屈辱の中で、司馬遷は意気込んで執筆し、18年の歳月をかけ、彼が60歳になった時に、ついに52万字のあの大著の歴史書『史記』を完成させました。
関連記事
「いい塩梅」の語源は、文字どおり塩と梅。梅を漬けると生まれる梅酢と塩の加減から生まれた言葉は、やがて人間関係や国を治める知恵を表す言葉へと広がっていきました。
寛大な人は特別な性格だからではなく、周囲の人の気持ちや変化に気づく力が高いのかもしれません。研究が示す「寛大さを育てる方法」を紹介します。
慢性炎症は、老化や糖尿病、認知症など多くの病気の背景にあると考えられています。専門家が、免疫バランスと腸内環境の関係、そして健康寿命を延ばすために今日からできる習慣をわかりやすく解説します。
肩や首の痛みの原因と対処法を、リハビリ専門医が解説。正しい座り方・枕の選び方・毎日できる3つのストレッチで、慢性化する前にセルフケアを始めましょう
30代、40代のビタミンD不足が、将来の脳の健康に影響するかもしれません。最新研究では、認知症の症状が現れる何年も前から脳に変化が起きる可能性が示されました。今からできる対策をわかりやすく紹介します。