GSOMIAの破棄「韓国がもっとも損失を受ける」=米専門家
韓国は8月22日、日韓の軍事機密の共有に関するルールを定めた軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄すると発表した。韓国大統領府は同日、この協定の継続は「韓国の国益と矛盾している」とした。日本や米国は、3カ国による東アジアの安全保障に影響を与えかねないと懸念を表明している。
問題の発端は、韓国が大量破壊兵器製造に転用可能な物資をシリアやイランなど北朝鮮の友好国に不正輸出したことが発覚したことにある。日本が韓国への輸出管理の見直し、貿易管理上の優遇対象国から韓国を除外した。この措置について、韓国側は22日「安全保障上の関係が変化した」とみなし、「軍事情報交流を目的にした協定を維持することは韓国の国益に合致しない」と説明した。
世耕弘成経済産業大臣は、8月初旬の東アジア地域包括的経済連携(RCEP)会議を含めて、韓国に対する輸出入管理強化措置は禁輸ではなく、RCEP加入の東アジアの他国と同等の扱いになるだけだと繰り返し説明してきた。
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