(Pixelwunder By Rebecca/Pixabay)

幼児が昼寝から目を覚まさない「日差しのない熱中症」を母親が警告

ある夏の日、カナダ幼児が昼寝から目覚めない「日射しのない熱中症」という症例が起きました。

アルバータ州エドモントンのジェニファーアブマの幼い娘は、町に熱波が到来する中、エアコンのない家の中にいたとToday.comは報告しました。

3歳のアナスタシアは、1歳の妹と遊んだ後、2階で昼寝をしました。

アブマは、部屋が非常に暑くなっていることに気づき2階に向かいましたが、娘は起きずパニックに陥りました。

彼女はのちにFacebookで「赤ちゃんを起こせないことほど怖いことはありません。娘を起こすのに20分かかりました。救急車が来たとき、彼らは私と同様に何をしたらいいかわからない様子でした」と投稿しました。

最初の救急隊員が来て、娘の血糖値が低く、熱が40度もあることを指摘しました。そのとき室温は約50度でした。救急隊員は娘に糖分を与え、最終的に彼女は目を覚ました。

アブマは「娘は本当にラッキーで、あと数分遅ければ深刻な後遺症が残ったところでした」と語ります。一家の住む町では27度以上の気温はめったにありません。

そしてアブマはFacebookにこの事件のことを綴りました。

「子供に起きた熱中症は最悪の事態でした。しかし今回の教訓は、子供は太陽の下でだけ熱中症を発病するとは限らないということです。もしあの時に娘を二階に見に行かなかったらと思うとゾッとします。間違いなく私たちの側に神がいたと感じます」

熱中症

MAYO CLINIC(メイヨークリニック)によると、熱中症の症状は次のとおりです。

高体温、直腸体温計で得られる40度以上の中核体温が熱中症の主な徴候で、精神状態または行動の変化、 混乱、動揺、不明瞭な言葉、いらいら、せん妄、発作、がみられる可能性があります。

暑い気候によって引き起こされる熱中症では、肌が触ると熱く乾燥した感じになります。 ただし、激しい運動によって引き起こされる熱中症では、肌が乾燥したり、わずかに湿気を感じることがあります。

その他、吐き気と嘔吐、肌の紅潮、呼吸が早く浅くなる可能性が高いです。

また、熱ストレスは心臓に多大な負担をかけ、体を冷やすので、脈拍が大幅に増加する可能性があり、 頭痛を引き起こす可能性もあります。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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