An ear stock photo (Syda Productions/Shutterstock)

耳に鉛筆が詰まったと医者に行った男の子 予想外のものが

イギリスに住むルイスくんはに鉛筆が詰まったと言い、祖母と一緒に医者に行きました。

医師が耳の中の「鉛筆」を取ろうとしたところ、それは鉛筆ではなく、時計の電池のような小さなバッテリーであることが判明。医師によると予想以上に深刻な状態でした。

The doctor then attempts to extract the item from the lad’s ear (BBC 3 screenshot)

医師はルイスくんに、バッテリーで鼓膜に穴が開いており、6週間で自然に鼓膜が戻ることを伝えます。

どうやって耳に電池が入ったのか、またそれをなぜ鉛筆だと思ったかは不明。通常は考えられないことで、すごく奇妙だと医師は言います。

The doctor is seen showing the battery to the child (BBC 3 screenshot)

 

The boy got the watch battery as a souvenir (BBC 3 screenshot)

ミシガン大学のデビッド博士によると、「耳の中に何かが入っても、中でどうなっているのか分からないため、 重大な危険性がある」とのこと。

博士は、「綿棒を使うことで外耳道を刺激したり切ったりするだけでなく、鼓膜を傷つけ、耳垢を奥深くまで押し込んでしまう可能性もある。みんな耳がきれいになるからと、綿棒につく耳垢などどうでもいいと思っている」と、綿棒の使用の危険性を唱えます。

綿棒を使ってはダメ?

発作に苦しんだ後倒れ、救急救命室に運ばれた31歳の男性。彼の耳に綿棒が詰まっていることが判明し、5年以上もの間、難聴と耳に痛みがあったとのこと。

彼は発作を起こしイングランドのコベントリーにある病院へ入院する前、耳の痛み、耳からの分泌物、記憶障害、嘔吐を伴う左側の片頭痛を患っていました。

CTスキャンの結果、外耳道に「留まった綿棒」が発見されました。この男性は外耳道に重度の細菌感染症(外傷性中耳炎)を発症後、 それが頭蓋底の骨に進行。その後、脳の内部に移動したのです。

 

この男性の治療と研究を担当したアレクサンダー・チャールトン氏によると、細菌感染による毒素か、腫瘍による圧迫により発作や一時的な記憶喪失が引き起こされたとのこと。感染は脳にまでは至りませんでしたが、神経症状を引き起こすことに。

シアトルのセス・シュワルツ博士によると、ティッシュなどで耳の外側から耳垢を拭き取るのは大丈夫とのこと。「耳垢は不健康でいらないものだと考えられていますが、実際には耳の健康には必要なもの。老廃物を耳から外に出すための体の自己洗浄メカニズムによる自然な物質なのです」とシュワルツ博士。

1990年から2010年の間に、米国全体で263,000人以上の子供が綿棒関連の怪我で救急救命室に運ばれています。

(大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
中国の古典小説『水滸伝』に登場する百八名の好漢の一人で13番目にあたります。酒好きの長身でした。
千年以上前の北宗は、脆弱で腐敗した宮廷のもとで、常に侵略に遭い、壊滅寸前の状態にありました。しかし、武勇に恵まれた皇室の一人が、戦を率い、朝廷を存続させました。
新型コロナウイルスCOVID-19の変異は消える気配がなく、人々は自然で安全かつ持続可能なウイルス対策が必要です。最新の研究によると、柳の樹皮エキスが以前に発見されていなかった広範囲の抗ウイルス活性を示しています。 フィンランドの科学者チームによるこの研究では、柳の樹皮エキスが、不活化されたコロナウイルスSARS-CoV-2、HCoV-OC43、および腸病毒に非常に効果的であることがわかりました。
中国四大奇書の一つ『水滸伝』は、 14世紀に施耐庵が著したものです。冒険、疫病、英雄伝、ならず者の世界などの民話の集大成で、宗代に実在した盗賊の一味から題材を得ています。
肉体が亡くなっても、魂は存続し続けるでしょうか? このような素朴な疑問を抱く人は少なくないでしょう。古代から、異なる民族に異なる伝説が存在しますが、そのほとんどは魂の存在を認めています。