ザラ、「一国二制度」への支持表明 香港店舗休業巡る憶測火消し

[北京 3日 ロイター] – スペインのファストファッション・ブランド、ザラは2日夜、中国の香港統治への支持を表明する声明を発表した。ザラの香港店舗が2日に休業したことがメディアで取り上げられ、無用な軋轢(あつれき)を避けるための火消しとみられる。

中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案をきっかけとする抗議活動が続く香港では2日、学生数千人が授業をボイコットし、デモに参加した。

香港紙、明報は、香港のザラの店舗が2日に休業したことについて、学生のストライキの呼び掛けへの支持かと問う記事を掲載。中国のソーシャルメディア(SNS)の微博(ウェイボー)でも話題となった。

ザラは声明で、中国の「一国二制度」に基づく香港統治への支持を示し、ストライキを支持したわけではないと表明した。

2日にザラの店が休業した理由は現時点で不明。ただ、抗議活動の場所に近い店は休業することが多い。

ザラからのコメントは得られていない。

外国ブランドは最近、中国の主権や領有権にかかわる問題を巡り、中国の消費者や当局の槍玉にあがることが多い。

前月は、「コーチ」や「ジバンシィ」などが、商品のデザインで香港や台湾を「国家」のように扱っていると非難を浴びた。

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