ロシア、中距離ミサイル製造へ 日韓への米ミサイル配備に懸念表明

[ウラジオストク(ロシア) 5日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は5日、地上発射型中距離ミサイルの製造に着手する方針を表明した。

また、米政府による日本や韓国へのミサイル配備に向けた動きに懸念を表明したほか、軍拡競争をエスカレートさせないよう米国側に促したものの、米国側から反応はなかったと述べた。

プーチン大統領はウラジオストクで開かれた「東方経済フォーラム」で、米ロの中距離核戦力(INF)廃棄条約が前月失効したことを踏まえ、これまで同条約で開発や製造が禁止されてきたミサイルについて「無論製造する」と語った。しかし、米国が先行しミサイルを配備しない限り、ロシアがミサイル配備に動くことはないと強調した。

さらに「米国防総省のトップが日本や韓国にミサイルを配備する意向を示していることを快く感じておらず、懸念の材料だ」とした。

日本と米国の安全保障上の協力関係、その他の問題が、日本との平和条約締結を困難にしているとの認識も示した。

また、トランプ大統領との電話会談で、ロシアが開発する極超音速核兵器の販売を打診したところ、米国は自国で開発するとして拒絶されたことを明らかにした。

軍拡競争が今後宇宙に拡大し、米政府が宇宙兵器を開発する可能性があることを懸念しているとも語った。

関連記事
アメリカのキャンパス、テスラの工場、そして今月スウェーデンで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストの会場において、混乱を招き、あからさまに破壊的ですらある凶悪犯たちに共通するものは何だろうか?彼らは皆、何らかの形で資本主義を破壊したいのだ。
5月16日、欧州の消費者団体は、動画プラットフォーム拼多多(Pinduoduo)の海外ECオンラインショップT […]
世界政府実現への努力は決して止むことはなかった。国連はその一つに過ぎない。エリートの狙いは、最も賢い人々からなる極少数のエリートによって支配される未来の世界政府だ。
多くのアメリカ人は、いまや1960年の選挙についてあまり覚えていない。 また、2020年の選挙が1960年の選挙と非常に似ていることに気づいている人も少ない。
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。