ブラジル経済相、国営企業は「機能不全」で全て売却を提案へ

[ブラジリア 5日 ロイター] – ブラジルのゲジス経済相は5日、全ての国営企業の売却を提案する考えを示した。これらの企業は「機能不全」で、民営化によって財政も改善するはずだという。

ゲジス氏が率いる経済チームは、財政緊縮や小さな政府、幅広い分野の民営化、規制緩和などの実現に向けた取り組みを進めている。

同氏は、可能であるなら「(国営企業を)全て売り払う」という以前の約束を繰り返した。そうすればより「正当な」社会のニーズに多くの資源を投入できると主張した。

ブラジル政府は年内に民営化を通じて200億ドルの調達を目指しており、既にその半分を達成している。

またゲジス氏は、政府の税制簡素化計画で数百万人の雇用創出が可能だとの見通しも表明。現在は国内総生産(GDP)の約33%となっている国民の税負担率を、理想的には今後15年で20%に引き下げたいとしている。

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