トランプ氏、ホームレス問題でサンフランシスコ市への通知指示

[ロサンゼルス 18日 ロイター] – トランプ米大統領は18日、カリフォルニア州サンフランシスコのホームレス問題やそれに伴う環境汚染を巡り、市当局への通知を1週間以内に出すよう米環境保護局(EPA)に指示した。

サンフランシスコやロサンゼルスの当局者とトランプ政権はホームレス問題を巡り政治的な争いを展開している。

トランプ氏は大統領専用機内で記者団に対し、サンフランシスコ当局は問題に対処する必要があるとし、「都市の荒廃を容認することはできない。重大な違反だ」と述べた。

また、ホームレスの麻薬中毒者が使用した注射器がサンフランシスコ湾岸地域から太平洋に流れ込むなど「ひどい汚染」が生じているとし、これは環境問題だと主張した。

カリフォルニア州のニューサム知事やサンフランシスコ、ロサンゼルス両市長らは今週、ホームレス対策に宛てる補助金を求めてトランプ大統領に書簡を送った。

しかし、カーソン米住宅都市開発長官は18日、連邦政府はすでに責任を果たしているとしてカリフォルニア州の要請を拒否した。

2016年のトランプ大統領就任後、カリフォルニア州の当局者は移民政策から医療保険制度、環境政策まで幅広い問題を巡り同政権を提訴してきた。

トランプ大統領は18日、カリフォルニア州が連邦政府よりも厳しい自動車排ガス規制を独自に導入する権限を剥奪する方針を確認した。

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