香港デモ、世界ゲーム界にも飛び火 中国政府支持の米ブリザードにボイコットの声

米ゲーム会社、ブリザード・エンターテインメント(Blizzard、以下はブリザード)は先週末、同社が主催したオンライン対戦カードゲーム「ハースストーン」世界大会で、香港デモに応援メッセージを送った香港人プレイヤーの大会参加資格を停止した。世界ゲーム界では現在、同社をボイコットする運動が呼び掛けられている。

プロゲーマーが集まる今回の世界選手権大会で、香港人プレイヤーの「聡哥」が韓国人プレイヤーに勝利した後、インタビューを受けた。ゴーグルと防毒マスクを着けた同氏は、カメラに向かって「香港を取り戻そう。時代革命だ」とスローガンを叫んだ。その場にいた台湾出身の司会者2人は、同氏に拍手を送った。

これを受けて、ブリザードはインタビューの映像を削除したうえ、大会の規則に違反したとして、香港人プレイヤーの今後1年間の「ハースストーン」大会の出場資格を停止し、今回の大会で獲得した賞金を取り消すと公式ウェブサイトで発表した。また、台湾人司会者2人に対して、契約の解消を決めた。

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