スローエイジングコラム

まもなくインフルエンザの季節 アロマテラピーで予防

補完代替医療って最近は、良く耳にされるのではないでしょうか?

私は、臨床現場で補完代替医療を活用し、患者さんをサポートさせて頂き23年になります。

私が、この世界に入った時は、まったくといっても過言ではないほど、知られておりませんでした。しかし、現代日本の社会では、補完代替医療の中でも特にアロマテラピーは、心身にとても良い効果をもたらしてくれるという事は知られてきました。

世界各国、広まり方がすべて違うのも現実です。

今後は、各国の事情や日本の現状も含め、そして、臨床症例も交えてお届けします。

インフルエンザ予防に役立つアロマテラピー

免疫力を高めてインフルエンザ・風邪を撃退!!

アロマテラピーエッセンシャルオイルは、風邪のひき始めや、免疫力強化には、非常に有効に活躍してくれます。

特に、ユーカリラジアタ、ユーカリグロブルスという精油には、1.8シネオールという免疫力や、人間本来誰でも持ち合わせている自然治癒力を高める効果が期待できます。

最近は、インフルエンザも冬の定番という説は崩れてしまっております。先日も、風邪?インフルエンザ?とおっしゃる患者さんに、インフルエンザ検査をし、陰性である事が確認され、普通の風邪で、インフルエンザでないのであれば・・・・とお薬は希望されず診察は終了。

その後、セラピーの出番!

カウンセリングをさせて頂き、ユーカリラジアタ、ティートリー、パルマローザ、ラヴェンダーアングスティフォリアの期待できる効果をお伝えし、1日2−3回胸と喉に塗布するジェルクリームをご自身で作ってお持ち帰り頂きました。

3日後に、すっかり改善されました!と嬉しいお知らせでした。

風邪は万病の元と言われるように、油断大敵です。肺炎にもなりかねません。ぜひ、酷くならない前の予防が大切です。

インフルエンザ予防

植物油、無香ミルクローション、ジェルなどをベースに、精油を希釈します。

◆キャリアオイル 10mlに希釈(薄める)

◆ユーカリラジアタ精油 2滴

◆ティートリー精油 1滴

◆レモン精油 2滴

毎日、朝と夜の1日2回、胸からみぞおち辺りに塗り、免疫力アップでこの冬を乗り切りましょう!今後も、継続的に、アロマテラピーの本髄やヨーロッパの情報、そして何よりもみなさんの身近な患者さんの臨床症例をお届けします。

 

執筆者:服部香里 (Kaori  HATTORI)

自身の、大病の経験から、補完代替医療学及びアロマテラピー・足病変治療学をヨーロッパで習得。その後、23年に渡り、EUの情報を日本に提供し、啓発活動を行っている。

1996年~現在

 内科総合病院にて、足病科外来・セラピー外来、足病変予防としてのフットケア内科疾患に於けるアロマテラピー及び、補完代替医療を活用して臨床に携わる。他に専門書の執筆、精油を使った商品開発など幅広く活動中。

 

関連記事
中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は20日に来日。待望の2025年神韻世界巡回ツアーが23日に日本の名古屋で開幕する。
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。