中国、外資規制を一部緩和 外資引き止めに躍起
中国当局は10月に入って、外資企業に対する規制緩和や知的財産権保護強化の方針を明確にした。海外企業の中国撤退を回避する一環だとの見方がある。
中国国務院は16日の会議で、外資金融機関や証券企業などの事業範囲拡大に関する規制を全面的に撤廃すると示した。李克強首相は15日、「外資保険企業」と「外資銀行」への市場開放関連条例に署名し、「外資銀行に求める総資産の下限を撤廃する」と述べた。
李首相は14日、陝西省西安市にある韓国サムスン電子の半導体生産工場を訪問した際、「中国は国有企業と外資企業に平等な対応をする」と強調した。仏エアバスなどの海外製造業大手の幹部との会談で、李首相は「中国は世界の製造業にとって、なくてはならない部分だ」と強調した。
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