香港警察、黒服の青年2人に発砲 実弾3発

香港の西湾河で11日午前7時15分頃、警察が黒服でマスク姿の青年を銃撃した。青年2人は、警官に拘束されている別の青年を助けるため警官に接近していた。

デモ初の死者が出たことに抗議するため、香港でゼネストが呼びかけられている。11月11日の朝、一部の抗議者は西湾河の道路で障害物を設置した。道路を横断中の男性警官が突如、後方を歩行中の白服の男性に拳銃を向け、拘束した。2人の青年が男性を助けようと近寄ったところ、警官は約1メートルの至近距離から1人の青年の腹部に1発銃撃した。さらに、別の青年に向かって2発実弾を発射した。

銃撃の様子を、現地メディア・丘品新聞が撮影していた。銃撃を受けて路上に倒れた青年は、目を開けたが腹部から血が流れ出ており、意識はもうろうとしている様子。警官が無理やり青年を起こすなど、粗暴に扱っている様子が映っている。

2人の青年は救急車で運ばれた。

(文・佐渡道世)

関連記事
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。