2019年8月22日、中国安徽省淮北市にある生鮮食品市場の豚肉販売ブース。写真はイメージ(Getty Images)

中国、豚肉価格101.3%上昇で10月のCPI拡大 「来年1月5%台へ」

中国国家統計局は9日、10月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比3.8%上昇したと発表した。2012年1月以来、7年ぶりの高水準となった。来年1月、中国のCPI指数は5%台に上昇するとの見方が出ている。

10月のCPI上昇率は9月から0.8%拡大した。最大の理由はアフリカ豚コレラのまん延による豚肉価格の急騰だ。

国家統計局の統計では、10月の豚肉価格は前年同月比101.3%上昇、CPI指数を2.43%押し上げた。また、豚肉の不足で牛肉や羊肉などの需要が拡大し、畜肉類商品価格も同66.8%上がった。食品価格全体は同15.5%上昇。

中国のCPI指数は2カ月連続で3%以上推移している。

ブルームバーグ10日付によると、米金融大手シティグループや英金融会社のバークレイズのアナリストは来年1月、中国のCPI指数は5%台に達すると予測している。

来年1月の旧正月中、豚肉への需要は高まるとみられる。シティグループの報告書は、「豚肉の需給不均衡が一段と深刻になる」とし、豚肉価格のさらなる高騰による中国のCPI指数が過去最高水準の5%台まで上がるとの見通しを示した。1月を過ぎてから、CPI指数は5%台から少しずつ下がるという。

いっぽう、国家統計局は9日、10月の生産者物価指数(PPI)が前年同月比1.6%低下したと公表した。2015年7月以来、最大の下げ幅となった。9月の下げ幅は1.2%だった。4カ月連続のマイナス。中国製造業のデフレが深刻化している。

(編集・張哲)

関連記事
中国では資本逃避が続き、2024年には2540億ドルに達した。政府の厳しい規制や経済的問題、さらに台湾問題が資本流出を加速させている。政府の短期的な刺激策も信頼回復には不十分で、今後も資本流出と投資低迷が予想される
中国で病院倒産相次ぐ...「いまは定年まで働けるかの問題だけではない、私が定年するまで職場がまだあるかどうかの問題もある」が流行語? 給料が払えないのら、もっと早く倒産させるべきだった。金に執着すると、同じように多くの人々が苦しむのだ。また、稼ごうと思って、左目の手術のついでに健康な右目を手術するのはやめてくれ。
マンホール蓋開けっ放しで安全標識なく、作業員は遠くで携帯いじり?中国で相次ぐマンホール転落、小学生が死亡。「自分さえよければ他人がどづなろうと、知ったこちゃない」と考える人が多いのは、中共の教育のせいだ。すこし考えればすぐにわかるリスクだ、それを放っておくことができるのは洗脳された木偶の坊だけだ。次に起こりえる危険が自分に及べば反応するだろうが、他人のことは考えられないというのは,PCより, 知能が劣るだろう。
中国西安の西北大学で、学生が「マルクス主義原理」の授業中に「馬鹿げた理論」と批判し、共産党員でないと宣言。多くの学生が授業に無関心で、ネットでも大きな話題に。
「誰かが精神的に突然キレて凶悪犯に豹変しないよう、自分の言行を慎もう」と多くのユーザーが冷や汗かく、元マンション警備員による住民一家殺傷事件。邪気の素は中共だ。民衆は皆、毒されている。解毒をしなければ、人生は最低となる。