アジア航空各社が香港便を減便、現地情勢悪化で利用客減少

[シドニー 18日 ロイター] – 抗議デモが続く香港の情勢悪化を受け、アジアの航空会社が香港便の減便や中止に動いている。

航空会社の運航情報を提供するルーツ・オンラインによると、香港便の減便を決定したのは、ガルーダ・インドネシア航空<GIAA.JK>、インドのスパイスジェット<SPJT.NS>、マレーシアのエアアジア<AIRA.KL>、韓国のチェジュ航空<089590.KS>とジンエアー<272450.KS>、フィリピン航空<PAL.PS>とセブパシフィック航空<CEB.PS>。

ガルーダは12月中旬まで、香港便を週21便から4便に減らす。スパイスジェットは来年1月15日までムンバイ─香港便の運航を中止。エアアジアは12月と1月のクアラルンプール、コタキナバル発の香港便を減らす。

ガルーダとスパイスジェットのコメントは得られていない。エアアジアは、ここ数カ月、利用客が減っていることを受けた措置と説明。フィリピン航空の広報は、現地の情勢を懸念して香港旅行を見合わせるケースが出ているため、使用機材を小さくし、マニラ─香港の1日あたりの運航便数を5から4に減らしたと明らかにした。

チェジュ航空も、利用客の減少で12月17日まで1日あたりの便数を減らす。

中国の主要航空各社も9月と10月は不振だった。

香港の空港当局が17日発表した10月の利用状況によると、旅客数は13%減、離発着便数は6.1%減と抗議デモが始まって以来、最大の落ち込みを記録した。

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