台湾一の高層ビル台北101 (DANIEL SHIH/AFP via Getty Images)

豪州亡命の中国元スパイ、「台北101に諜報拠点」

オーストラリアに亡命した中国共産党の元スパイ王立強氏はこのほど、中国諜報当局が台湾一の超高層ビル、台北101に情報拠点を設けており、同氏の上司、香港の中国創新投資会社会長の向心氏はビルの9階にオフィスを構えていると語った。同ビルには多くの香港企業や中国資本の企業が入居している。

王立強氏は豪州メディアのインタビューで、自身が中国共産党のスパイとして台湾に浸透工作を働いていたほか、2020年の総統選に向けて台湾に複数の情報拠点を設立し、そのうちの1つが台北101にあるホテルだったと話した。

11月24日、台湾滞在中の向心氏と妻の龔青氏は台北地方検察によって出国を制限された。王立強氏は向心夫婦が中国共産党の上級スパイだと述べた。

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