中国青島市法輪功学習者が死亡、背中に切開の痕 強制臓器摘出の疑い
中国山東省青島市に住む法輪功学習者、何立芳さん(享年45)は今年7月2日、当局の拷問を受けて死亡した。家族によると、何さんの遺体は全身に殴打された後のあざや傷がある。また、胸が縫合され、背中にもメスで切開された痕がある。当局が何さんの臓器を強制的に摘出した可能性が高いとみられる。
法輪功情報を発信する「明慧網」が12月3日報道した。1999年7月20日、中国共産党政権は当時の愛好者が7000万人とされる法輪功への弾圧を始めた。
中国当局が1999年、法輪功への弾圧政策を実施してから、法輪功学習者の何さんは複数回、地元の青島市即墨区警察当局に嫌がらせをされ、拘束された。2001年、即墨看守所に拘禁された何さんに対して、警官の指示を受けた17人の囚人が集団暴行をした。何さんは瀕死の状態で病院に搬送されたが、手の施しようがないと言われ、自宅に戻された。その後、法輪功の修煉によって、何さんは徐々に回復した。しかし、警察当局はその後も、何さんとその家族に対して24時間の監視や嫌がらせを続けていた。家族に迷惑をかけないように、何さんはやむを得ず、故郷を離れた。
関連記事
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
白タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか