中国、顔認証データの「闇ビジネス」出現、「写真3万枚が120円で販売」
顔認証技術がもてはやされているなか、中国では顔データの闇ビジネスが現れた。中国メディアは、顔写真などのデータを不法に販売していると報道した。
中国紙・新京報11月19日付によると、中国のIT関係者用の掲示板やネット通販サイトなどで、大量の顔写真が無料、または有料で提供されている。有料の場合、提供者は10元(約154円)から20元(約309円)の値段で販売している。なかには、「60人で1人に付き500枚の計3万枚の顔写真」がたったの8元(約123円)で売られている。一部の販売者は、「国籍、人種、性別、年齢を問わず顔写真を幅広く扱っている。顧客の要望に応じて特定のシーンでの顔写真が作成できる」と紹介。
報道によると、写真の出どころについて「(ソーシャルメディアの)友達グループから入手したが、相手の同意は得ていない」と明かした販売者がいた。
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