デンマーク、神韻公演の劇場予約を取り消し 「中共への忖度」と国会議員ら批判
デンマーク第三の都市・オーデンセの劇場は10月、来年4月に予定されている、中国伝統文化の復興を理念に掲げる神韻芸術団(本部=米NY)の公演をキャンセルすると決定した。同市議員や国会議員は劇場側が中国当局の圧力に屈したと批判した。現地メディアはわずか2週間という短期間に集中して30回以上、この出来事の報道を行ったので、市民は神韻公演に関心を高めた。
公演主催側の法輪大法デンマーク佛学会は2年前から、オデオン・ミュージック・シアター・ホール(Odeon、以下オデオン)に劇場の利用を問い合わせしていた。双方の「40〜50回のやりとり」を経て、双方は施設貸出に合意し、今年10月9日にデンマーク佛学会は契約草案を受け取った。同月14日、双方は来年4月2、3日の神韻公演の開催について、口頭で合意し、翌日15日の午前に正式の契約を結ぶことにした。
しかし15日になると、オデオン側から突然、「4月2、3日に他の大型会議とダブルブッキングしたため、施設を貸し出すことはできない」との連絡が入った。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。