東アジアサッカー選手権 韓国大会に出場する日本代表チーム(Han Myung-Gu/Getty Images)

東アジアサッカー選手権、中国代表選手が日本戦で危険なプレー「彼の頭が私の足にぶつけてきた」

韓国・釜山で10日に行われたサッカー東アジアE-1選手権の開幕戦、日本代表対中国代表の試合で、中国のDF姜至鵬(30、河北華夏)が日本のMF橋岡大樹(浦和レッズ)の後頭部を飛び蹴りしたことで波紋が広がった。中国国内からも姜選手への非難が殺到している。

中国ポータルサイト「新浪網」は12日、国内メディア「観察者網」の関連記事を掲載した。同記事によると、姜選手は試合後、メディアの取材に対して、問題のプレーについて、「私は故意に誰かを傷つけようと思っていない」「私はボールを受け止めようとした。彼の頭が私の足にぶつかってきた。私が彼の頭をキックしたわけではない」と弁明した。

10日の試合では、前半31分で橋岡選手が右サイドでロングボールを受けようとした際、後方から来た姜選手がジャンプしながら左足を大きく振り上げ、橋岡選手の頭を思い切り蹴った。橋岡選手はそのままピッチに倒れ込んだが、姜選手が立ち上がり、審判に反則していないとアピール。審判はイエローカードを提示した。

観察者網によると、同試合の生中継で解説員を務めた国営中央テレビ放送の申方剣キャスターは、「レッドカードでもよかったのに。相手の頭をあんなに蹴ったのだから」とすぐ批判した。

姜選手は、イエローカードに関して、「直接蹴っていない。ボールを止めようとしたから、レッドカードの可能性は低いと思った」と話した。

中国代表の李鉄監督は中国メディアに対して、「姜は相手が見えなかったと言っている。だから意図的ではない」と姜選手を支持した。

この記事について、新浪網のユーザーはコメント欄で、「(姜選手の)試合出場資格を永遠に禁止せよ」「中国代表から外せ」「このような発言は本当に恥知らずだ。サッカーの技術の問題ではなくて、道徳の問題だ」「あなた(姜選手)と同じ中国人であることを恥ずかしく思う」「試合に負けたくせに、言い訳をする。技術がダメならトレーニングをすれば向上できるが、心まで腐ったら練習しても無駄だ」などの非難が相次いだ。

この試合で日本代表は中国代表を2-1で下した。

(翻訳編集・張哲)

関連記事
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。