パラオ当局、中国人142人を違法オンラインギャンブルで逮捕=報道
パラオ当局は12月31日、中国人142人を、違法なオンラインカジノに関わった容疑で逮捕した。現地メディア、アイランド・タイムズが1月7日に報じた。
報道によると、麻薬取締局、労働・移民局、海洋司法局、公安などからなる18人の取締官は、コロール州とアイライ州にある3カ所で一斉検挙した。
司法当局は警察発表を引用して、逮捕者は全員、旅行ビザは所持していたが労働ビザを得ていなかった。当局は、多数のコンピューターや携帯電話を押収した。オンラインギャンブルの被害者は、中国語話者という。
これらの違法な労働者は、ユーザーをギャンブルに誘っていた。賭博が厳しく禁止されている中国当局に気づかれないよう、複数の送金ルートを作っていた。
一部の逮捕者の証言によれば、違法なオンラインカジノ労働に従事するために中国本土、カンボジア、ベトナムからパラオに渡ったという。平均で月800ドルの収入を得ていた。今回、当局が捜査した違法なカジノ拠点のひとつでは、70万~100万ドルを売り上げていたという。
報道によると、パラオで合法化された賭博は、バーチャル・パチンコとインターネット・ロトのみ。香港の2社が運営ライセンスを得ているが、まだ操業していない。
(翻訳編集・佐渡道世)
関連記事
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。