中国の新型肺炎、広州市の医療関係者も感染との情報
中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が、北京市と広東省深セン市に広まったほか、広州市の病院でも感染者が出たとの情報がある。
インターネット上ではこのほど、広州市にある中山大学附属第六医院と陸軍総医院の医療関係者の中に、新型コロナウイルスによる肺炎の感染者がいるとの投稿があった。これに対して、1月18日、中山大学附属第六医院は、SNSの「微博」で声明を発表し、「事実ではない」と主張した。しかし、この声明文は後に削除され、外部の憶測を引き起こした。
いっぽう、武漢市の衛生当局は20日未明、18日と19日の2日間で新たに136人の感染者を確認し、1人が死亡したと発表した。死者は計3人となった。
香港メディア・信報は15日、武漢市内の各病院は防疫レベルを最高にまで引き上げたと報じた。
北京市と広東省深セン市の政府も20日までに、計3人の発症を確認したと公表した。
英メディアBBCによると、同国のインペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)の研究者らは、12日までに新型コロナウイルスの感染者は武漢市で1723人に上ると推計し、「中国当局が報告した人数よりも多くの感染者が出ている」と指摘した。
(翻訳編集・張哲)
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