中国の招商証券によると、2月第1週目に国内の36都市の住宅販売件数が前年同期比90%激減した(Kevin Frayer/Getty Images)

新型肺炎、2月初め中国の住宅販売が9割激減

新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大は中国の住宅市場に壊滅的な打撃を与えた。中国国内の調査会社によると、2月最初の週の住宅販売件数が前年同期比90%減少したことがわかった。新型肺炎の影響で、一部の地方では、住宅販売の再開が延期となった。

中国の証券会社、招商証券が2月11日、国内の36都市の住宅販売状況に関する報告を発表した。これによると、2月第1週目の新築住宅の販売件数は昨年同期と比べて90%落ち込んだ。また、そのうちの8都市では、中古物件の販売件数も同91%減少した。

不動産会社である易居(中国)控股有限公司の市場調査部門によれば、同期間内の北京市では、1日の平均住宅販売件数が4件のみとなった。新型肺炎の感染が報じられる前は、北京市の1日当たりの住宅販売件数は100件以上だったという。

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