拡大する中国軍の抑止力に「東アジア版NATO」設立の可能性もあるとした。デニス・ブレア米元太平洋軍司令官(GettyImages)

なぜ中国は台湾へ武力行使しないのか 米軍元高官が分析 

米太平洋軍指揮官、中央情報局(CIA)長官を歴任したデニス・ブレア氏が2月20日の米議会で、中台関係に言及した。同氏によると、中国は台湾に対してまだ軍事行動を取っていないことについて、中国は中台統一を民間交流や経済的手段など、非武力での統一を実現しようとしているが、中国の武力は台湾独立勢力を威嚇しているとの見解を示した。

ブレア氏は、米議会の諮問機関「米中経済安全保障調査委員会(USCC)」の公聴会に出席した。

ブレア氏は、中国軍の編成と訓練について調査した後、「その戦略は、台湾を武力による略奪と占拠を実行するよりも、台湾の独立阻止に基づいているようだ」と述べた。

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