【紀元曙光】2020年3月6日

前途に暗雲がたちこめるような予測を書く。「情況は必ず、もっと悪くなる」。そのことを私たちは今後、覚悟しなければならない。

▼3月3日、日本の参議院予算委員会で山田宏議員(自民党・国民の声)が「武漢肺炎と呼ぶべきだ」と提言した。同議員は、2019年11月7日の参議院外交防衛委員会で、中国国内で行われている「臓器狩り」について問題提起し、日本政府の姿勢を質している。

▼山田議員は、最近の中国の報道には「武漢が発生源ではない」という論調があり、また「日本や韓国の対応がわるかったから世界各地に広がった」などという報道まであることを問題として挙げた上で、発生源および全ての原因を曖昧にしないため呼称を「武漢肺炎」とすべきだと主張した。

▼同感。その言葉のみならず、山田議員の気骨ある姿勢そのものが模範である。今、日本の政治も行政も、日本国内の感染対策に追われているだろう。しかし目を向けるべきは日本だけではない。中国は今後、阿鼻叫喚の生き地獄にもなりうるのだ。情報封鎖により外へは伝えられないが、その予兆はすでに現れている。

▼ネット上には玉石混交、いろいろな情報があふれている。まさしく命懸けで現地の真実を伝える情報がある。一方、それを撹乱するためのガセネタも多くある。自称「市民記者」で中共の下っ端のような輩は、その顔を見ると下品極まるのが分かる。

▼以前に書いた小欄の表現を繰り返す。発生源は中国武漢であり、大元凶は中国共産党である。私たちは、そこに意識の五寸釘を、がっちりと打ち込んでおかなければならない。

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