中国湖北省、外出禁止の住民が抗議デモ、「質の悪い野菜を高値で販売」

中国湖北省応城市では3月12日夜、海山地区の住民は、管理会社が鮮度の落ちた野菜を高値で販売しているとして抗議デモを行った。SNS上に投稿された動画では、住民らは同地区の政府責任者の免職を求めた。

中共肺炎(武漢肺炎とも呼ぶ)COVID-19の感染拡大以降、湖北省を含む中国各地では住民の外出が禁止された。各地の集合住宅やマンションの管理会社が食材などを手配し、住民に販売している。中国当局は、管理会社を除いて、住民個人による野菜などの売買を禁じた。

ネットユーザーの投稿によると、海山地区の集合住宅に住む一人の住民は、管理会社が提供した野菜の状態が悪く、値段が高いことに不満を持ち、自ら業者から野菜を仕入れ、他の住民に安値で売った。これに気づいた管理会社は地元警察に通報した。12日午後6時半ごろ、警察は住民を拘束した。これをきっかけに、地区の他の住民はバスケットコートに集まり、野菜などを高く買わされていると抗議した。

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