台北市の中正紀念堂の「自由広場」で2018年11月24日、5400人の法輪功学習者が英語版『転法輪』書籍の人文字を表現した(大紀元)

奇跡の本

これは奇跡の本です。この本は人を善に導き、体を健康にさせ、人類の永遠の謎を解き、宇宙における万物の運動法則を述べた本です。しかし、中国共産党は狂ったかのように国家権力を挙げてこの本を消滅しようとし、一方、この本に呼び覚まされた修煉者たちは不撓不屈(ふとうふくつ)の精神で、20年間もその迫害に反対し続けています。

この本は発表されてから24年の間に、40カ国以上の言語に翻訳され、1億人とも言われる読者を持っており、全世界の110以上の国と地域に伝えられ、中国の文明史上、最も多くの外国語に翻訳された本となりました。今では数えきれないほどの人が毎日この本を読んでおり、千回以上暗唱した人もいるほどです。

この本とは、『轉法輪』です。

『轉法輪』は、法輪功修煉者に修煉を指導する主要な著作です。1994年12月に中国で初めて出版され、著者は法輪功の創始者の李洪志氏です。

24周年の出版記念日に、異なる国籍を持つ読者が、『轉法輪』を読んだ後の感想、そして、この本が彼らにもたらした変化を分かち合いました。

一、「値のつけようもない指導書です」――アイルランド出身の若者ポール・グリーニーさんの話

2015年、アイルランド出身の若者・ポール・グリーニーさん(24歳)はベルリンでビジネスと中国語を学んだ後、米国に渡り短期の仕事に就きました。多くの若者と同じく、彼は酒に酔い、タバコを吸い、毎日空虚で退屈な生活を送っていました。当時は心身ともにとても衰弱していたとグリーニーさんは言います。

ある日、チャイナタウンを通った時、若い中国人女性が彼の前に現れ、笑顔で彼に挨拶し、そして、2冊の小冊子を手渡してくれました。

見ると、小冊子には「真・善・忍」の3文字が金色に印刷されていました。その瞬間、グリーニーさんの心は揺れ動きました。ちょうどその頃、彼は老子の『道徳経』と仏教の本を読んでおり、『転法輪』が法輪功は佛家と道家の理論を含めた古い修煉法を紹介する本だったため、すぐに興味を持ちました。

家に帰った彼はインターネットで『轉法輪』と法輪功の他の書籍を探し当て、「これこそ、僕が求め続けていた本だ」と心から思いました。彼は早速、法輪功の動作を独学していたところ、すぐに強いエネルギーを感じました。それから、彼は法輪大法を修煉し始めたのです。

「現在まで、僕はすでに100回以上『轉法輪』を読みました。この本は僕にとっては値の付けようのない指導書です」「今まで、僕は多くの哲学書と民族の経典を読みましたが、『轉法輪』のように人を指導することができ、そして、僕に平和で冷静に難題を解決させ、困難を乗り越えさせてくれる本はありませんでした」

「現代人にとっては、『轉法輪』は更なる高い次元の法理を述べている唯一の本です。ほかのどの本も、修煉方法もこれほどの奥深さと影響力はありません」と彼は言いました。

グリーニーさんは今も毎日『轉法輪』を読んでいます。「読めば読むほど良い人になる道理が分かり、読めば読むほど心が平和になり、悩みから遠ざかって行くのを感じます」と彼は言いました。

二、「命を助けてくれた本です」――アメリカ人女性・ティファニー・マイアーさんの話

アメリカ人女性・ティファニー・マイアーさんは大学でバイオリンと映画制作を学んでいました。彼女は成績が優秀で、明るい雰囲気を持った人でした。しかし、勉強の重圧が彼女の心を苦しめていました。

大学4年の3月、ニューヨークはまだまだ寒く、ある日、友達は皆出かけ、彼女だけが寮に残されました。彼女は突然とても寂しくなり、強いプレッシャーを感じました。教授は就職先を早く決めるようにと催促してくるし、経済的に両親に迷惑をかけている自分を悔しく思い、友人も訳が分からず責めて来る……彼女は目の前が真っ暗になり、生きる勇気もなくなり、自殺したいと突然思いました。

悩んだ時、彼女はいつも、ブログを書いて自分の憂さを晴らしていました。しかし、今日はなぜかその効果はなく、彼女はキーボードをただ機械的に打っているだけのように感じました。すると突然、なぜか「あなたはその答えが分かるはずだ」と打ってしまったのです。その瞬間、自分が4歳の時、母親のところで『轉法輪』を見たことがあるのを思い出しました。当時、彼女は少しだけ内容を暗唱していました。そのことが頭に浮かんだ時、「心の闇がぱっと開けたように感じた」と彼女は言いました。

「それからというもの、『轉法輪』は私の心の中の太陽となりました。どんなに辛くても、『轉法輪』さえあれば、私はきっとその困難を乗り越えることができるのです」「この本は私に、他人の為に考えること、他人を助け、他人と競争しないように教えてくれました。この本は私にとって、まさに命を助けてくれた本です」と彼女は言いました。

三、「疑問難題を解説してくれる本です」――医者の楊景端博士の話

アメリカの3つの州に3軒の診療所を持っている医者の楊景端博士は、生涯をかけて人体と生命の科学を探究してきました。しかし、20年前まで彼は明確な答えを見つけることができませんでした。

1998年のある日、楊さんは自宅近くの売店で法輪功の書籍を見つけました。それから、彼は法輪大法を修煉し始め、長年吸っていたタバコもやめました。

「『轉法輪』を読んでから、人間と人体について、今まで分からなかったことが全部分かりました」「この本は私に中医学の根源、中医学と西洋医学がどのように問題を解決しているか、そして、魂と人体との関係など、今まで不可解だった問題を全部解き明かしてくれました」と楊さんは言いました。

「この本は私にとっては、疑問難題を解決してくれる本です。この本は、私が抱き続けていた、人生、生命、そして、医学の専門領域に対するすべての疑問を、とても分かりやすい言葉で解説してくれたのです」と言いました。

四、「この本は渡し船です」――法輪功学習者・大維さんの話

中国の法輪功学習者・大維さん(仮名)は、1995年から『轉法輪』を読み始め、現在まですでに1000回ほど暗唱したと言います。

中国共産党が1999年7月20日から、でっち上げた罪名で無実な法輪功学習者に対して弾圧を開始しました。大維さんは5回も連行されましたが、労動教養所の中でも、彼は毎日、心の中で『転法輪』を暗唱しました。「『転法輪』からいただいた強い正念のおかげで、私はあの残酷な日々を乗り越えることができたのです」と彼は言いました。

「当時、私は『轉法輪』の全てのページ、全ての段落を思い出し、繰り返して暗唱しました。『轉法輪』は全部で9講、60のタイトル、332ページ、601の段落からなっています。私は200回ほど暗唱しました」と彼は言いました。

「私の体がエネルギーに包まれているのを感じましたし、時には体の表面の変化も感じました」「その時から、凶悪な警官は私の前で凶暴にできなくなり、警棒で私を殴ろうとしても、電気がなくなってしまうのです。最後に警官らは仕方なく、法輪功を誹謗中傷するものを私の前から全部撤収したのです」と彼は言いました。

大維さんは『轉法輪』を船に例え、「人は海を渡る時、船で運ばれます。載せてくれる船がなければ、人はすぐに死んでしまうでしょう」「『轉法輪』は人の考えを浄化してくれます。あなたがその中に溶け込むと、頭の中にあるよくない考えは形になる前に取り除かれてしまうのです」と彼は言いました。

五、「この本は佛法です」――ペルーの若者エンリ・トリゴゾさんの話

ペルーの若者エンリ・トリゴゾさんが初めて読んだ『転法輪』はスペイン語のものでした。その後、彼はいくつかの問題に遇い、中国語の原文を読みたいと思うようになり、それから中国語を習い始めました。すると、不思議な事が起きました。3カ月後、もともと片言しか分からなかった彼は、なんと中国語で『転法輪』を通読できるようになり、6カ月後には、流暢な中国語で中国人と交流できるようなったのです。

作曲家でもあるトリゴゾさんは700回も『轉法輪』を読みました。彼は読めば読むほど心がさらに広くなり、音楽に対する理解もますます深まっていったと言います。

「最も肝心なのは、他人の為に考えるようになることです。以前、他人が私に良くないことをした時、私は自分のどこが悪かったかを考えることをしませんでした。しかし、『轉法輪』は人に真・善・忍を教えています。今の私はまず我慢して、一歩引き、そして、自分のどこが悪かったかを探すようにしています。それは以前の私と全く違うところです」

「仕事に対する態度も随分変わりました。以前は、音楽のことを娯楽、もしくは自分を表現するものだと思い、名誉や利益を求める手段だと考えていました。しかし今は、音楽がとても神聖なものだと理解し、音楽を通して自分を修めることもできれば、人を助けることもできる、と思うようになりました」

トリゴゾさんは流暢な中国語でお釈迦様の言葉を引用し、『転法輪』に対する認識を述べました。「『人身は得難く、中国で生まれ難く、佛法は聞き難い』と言われていますが、もし、あなたの人生に素晴らしい落ち着き先が欲しいのならば、必ず『転法輪』を読んでください」

(翻訳編集:高一心)

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